領域:VR/AR

担当教員:茂出木謙太郎 准教授

東京造形大学卒業後、(株)トミー(現タカラトミー)に入社。
その後広告代理店を経て、1995年に(株)IBMの子会社に入社。
Webディレクターとして大手企業のWebサイト構築を行う。
このころWebVR技術を活用したショッピングモールを通産省の実験として構築する。
Web系の制作会社にてプロモーションサイトの構築を10年行った後、2007年に株式会社キッズプレートを設立。
Webサイト構築と運営から、Internet技術を活用したコミュニケーション構築に業務を変更。
2014年からVRコンテンツに注目し、360度映像の撮影〜編集。閲覧ソフトウェアの制作・コンテンツ制作に着手。アフリカ支援会議など海外での日本紹介に提供。
デジタルハリウッド大学大学院卒業制作では、360度カメラ専用の遠隔操作ドリーを株式会社京商と共同開発。同時にVRとARをつなぐコンテンツ「イグドラシル」を制作。アメリカ合衆国オースティンで毎年開催されているSXSWで発表。ドイツで開催されるCebitにて日本代表の一社として展示。
また、中国深センのベンチャー企業REALIS社と提携し、モーションキャプチャーカメラ「RTSシリーズ」の日本展開を行う。これによりロケーションベースVRのコンテンツ制作などが可能になる。同システムはDHにも設置済み。
VTuberの制作・演出等にも積極的に関わっており、アベマTVにて「にじさんじ」の主要キャラクターが出演する番組「にじさんじのくじじゅうじ」においてVR空間内で撮影を完結される技術のコンサルティングとプランニング、実務を担当。
現在VRコンテンツの開発と、VTuberプロデュース事業に注力している。
「第14回 マルチメディアグランプリ 1999」 ネットワーク部門 ビジネス賞 受賞
JPPプロモーションアワード2003銀賞受賞
日本バーチャル・リアリティ学会会員
認定上級バーチャル・リアリティスペシャリスト
ロケーションベースVR協会会員
CG-ARTS協会会員

学生へのメッセージ・望む人物像

VR/MR/メタバース/VTuberのいずれかまたはすべてに興味を持ち、制作・イベント・展示会・学会に積極的に参加する意欲を持っている学生。アバターで活動できること。

ゼミテーマ

本ゼミでは、2050年に人々が身体や時間の制約から解放される社会を目指すムーンショット目標と、仮想空間と現実が融合する新たな経済圏の構築を探求します。「すべてをエンターテイメントにせよ」をテーマに、デジタル技術を活用した創造的コンテンツ制作に挑む。
VR、VTuber研究を含む幅広い活動を通じ、未来社会の文化や技術創出に貢献することを目標とします。

ゼミ内容

内閣府発表「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」 「サイバー空間とフィジカル空間が相互に連携するバーチャルエコノミー圏の創出」を念頭に、DHUのスローガンである「すべてをエンターテイメントにせよ」の精神で、DHUならではの創造性を最大限に発揮したコンテンツ制作。VR学会などでの発表。展示会参加(出展含む)、コンテンツ視聴、勉強会運用、VTuber研究。

卒業制作課題・卒業制作展示の形式

形式:卒業制作展示・イベント形式も可
Cluster内でのVR展示

制作例:
「スマートフォンをVR内に持ち込む」
「VR向け空間とその展示方の制作」
「近未来×安らぎ×病院」
「VR空間でのコントローラーを用いた文字入力手法」
イベント例:
「Vtuber1on1イベント」

進路イメージ

デジタルハリウッド大学大学院
博報堂プロダクツ
株式会社キッズプレート
ほか

履修条件

■UNITY、UE
3DCG
UIデザイン
のどれかができることが望ましい。
■下記授業を受講する予定があること
VR・AR概論
■ゲーム開発演習Ⅰ~Ⅳのうち2単位以上単位修得していることが望ましい。
Oculus Quest2を使用します。授業までに用意してください。
Slackをコミュニケーションツールとして使います。毎日チェックし、Slack上で議論できることが必須です。
オンラインを基本としますので、ネットワーク環境の整備をお願いします。

■選考事前課題の有無

  ・事前課題:有(授業等で使用するアバターの提出、作文:ゼミで実現したいこと。400文字程度。)

  ・面接:有

連絡先

kentaro_modeki@dhw.ac.jp