領域:電子出版

担当教員:徳永修 教授

早稲田大学政治経済学部卒。 株式会社パルコ総合企画室勤務ののち出版業界に転じ、工学社、 飛鳥新社ほかで書籍編集者として活動。 1997年にはデジタルハリウッド出版局の編集長に就任する。 その後、KKベストセラーズ、 ネットワーク技術研究所取締役を経て独立。大手玩具メーカー・ タカラ(現タカラトミー) のデジタル絵本開発プロジェクトやインターネット動画CMSプロ ジェクト、 野村総合研究所と共同での総務省実証事業等に中核的に関わる。 現在、メディア開発会社・株式会社POWER NEWSの代表として、出版とデジタルコンテンツの領域で編集・ 制作からビジネススキームの立案、 マーケティング戦略立案までの広範な業務に従事。また、 2010年に設立した電子出版の研究団体「電子出版ラボ」では、 ハイエンド系を中心とした電子出版ソリューションのサポートを行っている。

学生へのメッセージ・望む人物像

書籍や雑誌など本が好きな人、小説やマンガ、写真、イラストなどの作品を制作・発表したい人、スマホやタブレットで楽しむコンテンツを作りたい人、etc. 電子出版メディアの研究と実習を通じて、自分の好きなテーマで、今まで見たことのない新しい出版コンテンツを制作しましょう! 経験不問。これから本が好きになる人も歓迎!!

ゼミテーマ

出版・コンテンツ文化と産業の未来を担う人材の育成を目的に、出版物と電子出版物双方への理解を深めるための講義・制作実習を行います。追究するテーマは各自で自由に企画。オーソドックスな文字主体の作品を作る人もいれば、映像や音声、VRなどを組み込んだインタラクティブな作品を作る人もいます。個人で取り組むのもよし、チームで共同作業するのもOKです。

ゼミ内容

3年次の前半は、さまざま電子出版作品を体験しつつ、国際標準であるEPUB形式の電子書籍を各自制作します。3年次の後半から4年次にかけては、世界で最も普及しているページデザインツールAdobe InDesignを用いて、リッチで先進的な電子出版物の作り方を身につけます。並行して卒業制作の企画を進め、出版業界等の人たちとの意見交換も行います。

卒業制作課題・卒業制作展示の形式

電子出版に関連した内容であることを前提に、各自で作りたいもの企画して制作を進めます(企画立案の手法は授業で指導します)。
・形式:「卒業制作(電子出版物=EPUB形式、インタラクティブ形式、プリント・オン・デマンドその他)」「論文」「研究成果報告書」のいずれでもよい
・卒業制作展:例年「eブックカフェ」を運営し、タブレット等を利用して作品を展示 ※2020~22年度はカフェは運営せず通常展示

進路イメージ

就職先:日本レストランシステム株式会社、株式会社ビデオビレッジ、共同エンジニアリング株式会社、株式会社ニコリ、株式会社デザインネットワーク、カーズ株式会社 他
※キャリアセンターの就職実績資料より抜粋

履修条件

●本ゼミの履修に関する要件
1)必要なスキル:本や雑誌が好きであること。タブレットなどのデジタル機器に興味を持っていること。グラフィックデザインおよびWeb/HTMLに関する基礎知識があれば、なおよい。また授業はすべてMacを用いて説明する(操作に習熟している必要はない。また、授業・卒業制作ともWindowsPCを使用してよい)。
2)事前課題:Adobe InDesignを用いるので、関連する講義を履修するか、あらかじめ触っておくこと(操作に習熟している必要はない)。
3)履修条件:学習意欲が旺盛であれば成績は問わないが、IllustratorとPhotoshopは履修済みであること。

■選考事前課題の有無
 無
■面接選考の有無
 無

連絡先

o.tokunaga@dhw.ac.jp