企画概要
春のゲームマーケット2025にて、ゲーム制作チームSeraf()が制作したカードゲーム、ヴォイドライブを出展、販売を行う。
当チームの宣伝ならびに、デジタルハリウッド大学からゲームマーケットというアナログゲームを対象としたイベントに出展することで、デジタルのみならずアナログ方面の制作も可能であるということを学内外に宣伝することを目的とする。
活用方法
出展費用、及びカードゲーム印刷費の補填
企画経緯
かねてよりゲームマーケットなどのゲーム制作を対象としたイベントへの出展に興味があったものの、メンバーや出展費用、外部に露出するリスクなどがネックとなり見送っていました。
しかし去年の夏頃、Seraf()というゲーム制作チームを友人たちと立ち上げたことをきっかけに、学園祭など学内のイベントで出展する機会が増えました。
それにより外部に対して出展することに慣れて、ハードルが下がると同時に外に知ってもらうメリットを知りました。
出展費用のみがネックでしたが、この奨作金制度を利用できることを知り、今回出展に踏み切りました。
詳細
『ヴォイドライブ』は、デジタルゲーム制作を主に手がけるSeraf()が初めて挑戦するアナログカードゲームです。
TCGライクなルールを採用しつつ、購入時点で2つの完成済みデッキが付属しており、初心者でもすぐに2人対戦が可能なカジュアル設計が特徴です。一部カードは入れ替え可能で、デッキ構築の楽しみも取り入れられています。
遊戯王やデュエルマスターズに近いシステムのため、経験者ならすぐにプレイ可能です。
最大の特徴は「デッキ切れによる敗北がない」点で、デッキが尽きると盤面がひっくり返り、墓地とデッキを入れ替わり、さらにプレイヤーの分身である「ドライバー」というカードも裏返ることで強化されてゲームが続行します。
企画の進捗状況や成果
全体の完成度としては2割ほどです。
本作ヴォイドライブは、合計7つのデッキから2つを選んでプレイするスタイルとなるのですが、今回の出展時点では2つのみの販売となりました。
これはデバッグ不足によりカードを2デッキ以上バランス良く作ることが間に合わなかったことと、私の指示及びメンバ-を管理を怠ったことによりイラスト部分が間に合わなかったことに起因します。
成果としては、今回の出展を通してSeraf()やヴォイドライブの宣伝になった上、試遊くださった方からのフィードバック等をいただきました。
それらをもとに、秋ごろには10割作り上げて完成させる所存です。
企画を実施した感想
Seraf()としてはオープンキャンパスや新入生歓迎会、学園祭のような学内向けではない、初めての学外向けのイベントとなりました。
何もわからず失敗に終わるかもしれないと危惧していましたが、思っていたより学内のイベントと違いはなく、オープンキャンパスの時に近い雰囲気で接客等が行えました。
友人の協力の甲斐もあり、在庫のうち7割ほど購入していただくことに成功し、初めての学外への出展としては上手くいったと思っております。
その一方で、私の管理不足により準備期間を十分に取れなかったことによりブースの装飾まわりで不足していると感じる部分が多々あったり、制作物にも少しミスが残ってしまったことは明確な反省点であり、次回までに改善しなければならないと感じました。
しかしながら、こういったイベントに実際出展してみなければ分からないことが多いのも事実であり、今回出展をさせていただけたおかげで、いくつかフローが見えてきた部分も多くありますので、次回秋のゲームマーケットでは完璧な展示が出来そうであると自負しています。